「新方式レーダービーコンの開発」
−スプリアス規制強化に関する新型レーダーへの対応−

海上保安庁 交通部 整備課
機器担当技術官 吉元秀州

<講演概要>
 現在、船舶で使用されているレーダの多くはその発振源としてマグネトロン
を使用したパルスレーダーであるが、ITU(国際電気通信連合)等の国際機関
において不要輻射を厳しく抑制する動きが高まり、舶用レーダの性能基準につ
いても極めて厳しい規格が定められた。
 これに伴い、マグネトロンを使用しない新しい方式のレーダ装置が検討され
ているため、規制強化に先立ち、新方式レーダ装置の開発動向を調査し、これ
に対応することのできる新マイクロ波標識(レーコン)の開発に向けての基礎
研究の進捗状況を報告した。


講演資料