「地上デジタル放送を利用したGPS補正データ伝送実験」

北日本放送 技術局技術部
山本 実

<講演概要>
 2003年12月に3大都市圏の一部からスタートした地上デジタル
放送は年々エリアを拡大しており、今年末には約8割の世帯が視聴可能
となる予定である。2004年10月に本放送を開始した北日本放送で
は、日本のデジタル放送の伝送方式が「安定した移動受信」を特徴とし
ていることに着目して、2005年3月からGPS補正データの多重伝
送実験に取り組んでいる。
 2005年7月には地上デジタル放送を利用した高精度GPSの実用
化を目指して、「高精度GPS実験協議会」が設立された。
今回はGPS協議会を通じて実施してきた実験内容とともに、
(テレビサービスの品質を低下させない)地上デジタル信号の「空き」
領域を活用する独自の多重伝送方法とGPS補正データの実験用送出設
備について報告した。


☆発表資料