「舶用レーダ及び航海関連情報表示性能」
―試験基準に関する国際会議での審議状況報告―
日本無線(株)海上機器技術部
担当部長 田北順二

<講演概要>
 舶用レーダのIMOレーダ性能基準の改訂案が2004年7月のIMO NAV 50で承認され,
同年12月に開催されたIMO MSC 79にてMSC.192(79)として採択された。
2008年7月1日以降SOLAS(海上における人命の安全のための国際条約)の適用船舶
に搭載するレーダは,本改訂IMOレーダ性能基準への適合が要求される。
本講演では,IMOレーダ性能基準改訂の概要,型式検定試験のための試験基準
であるIEC規格との関係,IECにおける審議の最新状況を報告し,また,MSC 79に
おいて採択された航海関連情報表示のIMO性能基準MSC.191(79)及びIEC試験規格
との関係についても簡単に紹介した。