「海上遭難通信等の現状と将来」
- コスパス・サーサット衛星捜索救助システムを中心に -
海上保安庁情報通信企画課
専門官 小池貞利

<講演概要>
 1988年に「海上における遭難及び安全に関する世界的な制度(GMDSS)」
導入に関する海上人命安全条約(SOLAS条約)が改正されてから,
早くも15年以上の歳月が過ぎた。通信技術の進歩は著しく,陸上の通信の
分野では,急速にブロードバンド化が進み,様々なコンテンツが提供されて
いるが,海上通信の分野は,まだまだ,古い通信技術に依存している面が
否めず,海陸の格差は年々拡大している。
 本講演では,捜索救助衛星システムである「コスパス・サーサット」の
新衛星システムである中軌道衛星システム(MEOSAR)やその他の
海上での遭難安全通信の最近の現状と今後の可能性について簡単に説明した。



☆発表資料    ☆講演原稿