湾口水先艇について
大阪湾水先区水先人会
副会長 竹野 肇

<講演概要>
 水先人を要招船に安全に移乗させ、また、業務を終了した水先人を
収容するのが水先船の役割であるが、強制水先区であり、365日、
24時間サービスを標榜する当会業務においては、海上平穏な時
ばかりとは限らず、乗下船場所が外洋に曝された湾外であることも
相俟って、水先人の安全な乗下船と万一転落した場合の迅速な救助は、
当会にとって永遠の最重要課題の一つである。これを踏まえ、水先船
(艇)の役割,湾口水先艇の主要目と設備,並びに安全な乗下船のた
めに,風下舷(パイロットラダー設置舷)を決める際の考慮すべき
要素及び水先人の装備について紹介した。